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2008年7月12日 (土)

XSIメモ023 Rigのグループ化と表示、非表示

モーションを付けるのに、なんとなく要領が分かってきた気がする今日この頃。

最近ではSchematicビューでノード(Rig)の名前が表示されていない倍率でも、どれがどこのRigか分かるようになってきましたw

とはいえ、アニメーションを付ける作業中は、関係のないRigは選択しないし、表示のジャマになるから表示されてなくてもいいよね、ってことで表示を消してみることに。

(XSI版のデータは結構弄っちゃったんで、今回はMod Toolで仮面キャプチャしてます。あと日本語化してないんで英語表記のままです。日本語化したい人は「xsi mod tool 日本語化」でググるべし)

で、やることは、
 ・ビューの設定
 ・表示グループの作成
 ・グループによる表示、非表示
です。

■ビューの設定

まずは、ダウンロードをしてきたデータを開いたところ。

20080712_xsi01

この画面(ビューポート)を変更して、トップ、フロント、ライト、カメラにしてみます。
(方法はビューポートの名前の横の▼を押してそれぞれを選択します。)
表示の一部分だったり、小さかったりすると思うので、「A」キーを使って全体表示

20080712_xsi02

えーと、画面右下のKP/LでRigのレイヤーが表示になっているにも関わらず、ビューではRigが表示されていません。
こんなときは、各ビューの目玉アイコンをクリックしてヌルを選択します。

20080712_xsi03

このメニューでビューに表示させたい物、させたくない物を選択できます。
このあたりの操作はXSIガイドの「インターフェイスおよびツール」-「ビュー」または「3Dオブジェクトの表示」を読むと良いですよ。

好みの問題ですが、ちょっと表示方法を変更しました。
トップとライトは隠線消去、フロントはコンスタントです。
カメラビューはRigを消しています。

20080712_xsi04

で、よく見るとRigが3Dオブジェクトに隠れて、見づらいですよね。
そんな時は、メインメニューから「ディスプレイ」-「ディスプレイオプション(すべてのカメラ)」の、「ディスプレイオプション」タブでシェーディングモードの項目にある、「X線モード」をオンにすると表示できます。

20080712_xsi05

ここでは全体に対して操作しましたが、各ビューのカメラアイコンのプロパティで同様の項目があるので、必要なビューだけ設定することもできます。

■グループ化

SchematicビューとExplorerを開いたところです。(一応、見やすいように拡大してます)

20080712_xsi06

既にExplorerに二つのグループ(Rig_Body_Group、Rig_Finger_Group)があります。
試しに、Rig_Finger_Groupを選択してみると、Schematicビューで指のRigが選択されたのは分かると思います。

20080712_xsi07

グループはこんな風に一回で複数の物を選択したりするのに便利です。
(グループは単なるリンク集のようなもので、この中には実体は存在していません。)

じゃ、試しに作ってみましょう。
Schematicビューの左下の方にツインテールのツリーがあります。これをグループ化してみます。
3つほどグループを作って↓のようにしたいと思います。
Heir
+ R_Heir
+ L_Heir

とりあえず、L_Heirから。
グループを作る時、空のグループを作成して後でメンバを入れる方法と、メンバを選択しておいてグループを作る方法があります。
今回は都合のいいことに、すでに二つのグループがあるので、そこから作ってみます。
・ExplorerでRig_Body_Groupを開きます。
・Rig.L_hair_a~dを選択します。(多のビューでも選択されているのが分かると思います。)
・そこで、右クリックして「グループの作成」(またはCtrl+G)を選択します。

20080712_xsi08

・ダイアログが表示されるので、適当な名前をつけます。
(今回はL_Heir_Group)
・同様にR_Heir_Groupを作成。
・次に今作成したL_Heir_GroupとR_Heir_Groupを選択して、さらにグループの作成をします。
(Heirと名前を付けました。)
これで、グループを階層化することができました。

ところで、Scene_Root直下にもL_Heir_Groupがあるし、Heirの下にもL_Heir_Groupあるし、なんか見づらいですよね。
ですが、これは仕様的な問題でしょうがないっぽいです。
この先、スカートのRigとか必要に応じて、グループを増やしていくと、段々どこにあるかわからなくなりますよね。
なので、先ほどのHeirグループの名前を変えてみましょう「_Heir」と。
半角記号の方がアルファベットより先に検索されるので、こうすることで上の方に表示されることになります。

あとは他のところもグループ化してみてください。
注意点は、Schematicビューで選択するときはRigとRigにあるヌルは含めないでください。
すでに非表示になっているのですが、含めるとグループで再表示した時にヌルが表示されてしまいます。
また、Schematicビューでコンテキストメニューを出す時はAlt+右クリックです。Schematicビューで選択して、グループを作成することもできます。

■グループによる表示、非表示

先ほど作成した「_Heir」をExplorerで選択して、「H」キーを押すと、非表示になります。
もう一度押すと表示されます。
「_Heir」の階層を開いて、L_Heir_Groupだけを選択して、表示・非表示を切り替えることもできます。
このグループ、別にRigだけじゃなくてノードなら全部入れることができます。(多分)
なので、Modelの下の階層にある髪の毛のポリゴンもグループに入れると、一緒に非表示にできます。

20080712_xsi09

今モーションを付けているXSIのデータだと、こんな表示になってます。

20080712_xsi10

とりあえず、関係のないものは全て消して、スケルトンを表示させてます。
スカートも消せますけど、そこは・・・ねぇw

アノロマTYPEミクだと、Rig.Body、Rig.legL、Rig.legRを先に付けちゃった方が、いいのかなと。
ただし、bodyは位置だけにとどめといて、回転は付けないでおく、と。
必要なら後で付けるけど、Rig.waistとの関係に十分注意しないと余計なKeyを打つはめになりそう。

アニメーションの付け方は人それぞれだろうから、参考程度ってことで。
なにしろ未だに試行錯誤中なもんでw

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